『生活の場』として、指定されたユニフォームがあることで、『介護する側・される側』という構図となり、『ご入居者(ご利用者)様・職員』の間で【共感】というものが生まれる構造であるか考える必要があります。
食事の場面にしても、同じものを食べていれば「美味しいですね。今日の味付けは〇〇ですね」などの共感をもつことができるかもしれませんが、ご入居者様と職員が違うものを食べているなかでは、「美味しそうですね。今日の味付けはどうですか」など、お互いに共通の体験をしていないことから、埋めることのできない距離感が生じます。
一緒に食べる時間を設けることができなかったとしても、同じ場所・同じ食事などの共通の体験を得ることで【共感】が生まれやすい環境になるものと考えます。
それは衣類についても同じではないかと考えます。
『生活の場』として、ご入居者(ご利用者)様・職員が、より【共感】をもつことができる環境にすることを目的として、まずは事務所配属職員の私服化を進めることとしました。
上記内容に伴い、9月から事務所配属職員(介護支援専門員・生活相談員・管理栄養士・機能訓練指導員・事務員)の私服化(ユニフォームの廃止)となります。
ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
※ 9月7日~11月30日までを移行期間とし、12月1日からは完全に事務所配属職員は私服化(ユニフォームの廃止)となります。
まずは少人数の部署から導入し、基準・ルールを確立させ、順次、各部署・ユニット職員へ派生させていく流れとしています。
特別養護老人ホームこうのとり
施設長 北野